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ブッダが説いたこと(岩波文庫)を読んでいる

前の投稿で書いたように、少し前に森博嗣の読書の価値という本を読み直した。 その結果、自分で本を選ぼうと思い、ちょうどPocket Dispoが届いていたので、レンズの試運転も兼ねて代官山の蔦屋書店に行った。

私が読書に求めているのは、人の蒸留された思想が言語化されたものに触れるということなので、ジャンルとしてはエッセイがよい。 しかしエッセイのコーナーが見つけられず、ふらふらと歩いていたら、宗教や哲学のコーナーで、ブッダの本が目についた。 ブッダに関する本はいくつかあったが、薄くて系統だっていそうな岩波文庫の「ブッダが説いたこと」という本を選んで買った。

宗教というのは、人の蒸留された思想が言語化されたものとしては最たるものなように思う。 その中でブッダを選んだのは、映画「イノセンス」で引用される「林の中の象のように」という言葉がブッダによるもので、一度触れてみたいと思っていた、というのもある。

本の内容はというと、仏教の修行者で学者でもあった著者が、現代の一般的な人々に対してブッダの教えを系統立てて解説するというもので、 よく整理されていて読みやすい。

ブッダの教え自体は、思ったよりもずっと現実的かつ理論的で正直驚いた。色々な話があるが、自分には「無我」という視点が勘所なように感じられた。 正直なところ全然しっくりきていないが、日々生きていて感じる苦しみに対してもう少し客観的になれると良いのだろうなという風には思う。 そもそも、薄い本を読んだだけですぐに内面化できるなら、修行のようなものは不要なはずなので、そんなに簡単な話ではない、ということなのだろう。 銀の弾丸はない。

ところで、ブッダというのは今から2500年以上前の人間で、35歳のときに”目覚めた”らしく、その思想が今も仏教として残っているのだから、素直にすごいなと感心した。 私もドゥッカの消滅は願うところだが、仏教の五戒には禁酒が含まれるので自分には厳しい。 ちょうど今朝、武川蒸留酒販売に注文したプラウのアブサンが届いたので、 それを飲みながらこのブログを書いている。 私も今年35歳になるが、ニルヴァーナには至れそうもない。

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