Arshes v1.17.0 「手ぶれ補正とUGCの安全性」リリースノート
はじめに
7/10 に Arshes v1.17.0をリリースした
#Arshes v1.17.0 has been released for the open beta test⚡️
- Stabilization
- Report and Block for UGC safety pic.twitter.com/M9XMuPGorx— Arshes⚡️ (@arshes_net) 2026年7月12日
オープンβテストへの参加はこちらから
Join the open beta testhttps://t.co/f5Ow0lcQER
— Arshes⚡️ (@arshes_net) 2026年7月12日
サマリ
新機能
- 手ぶれ補正
- フィルター報告機能
- ユーザーブロック機能
機能改善
- エフェクトエディターでクイックメニューのアクセスを改善した
バグ修正
- ホワイトバランスを変更した時にHUDに反映されないバグを修正
- 新規作成したエフェクト・フィルターがリストを更新しないと表示されない不具合を修正
手ぶれ補正
前から欲しいと思っていた手ぶれ補正を入れた。 手ぶれ補正には複数のモード(AVCaptureVideoStabilizationMode)があり、使用するレンズごとによって何が使えるかも変わる。ここでいうレンズは厳密にはAVCaptureDeviceのことで、Triple、Dualなどの仮想デバイスも含まれるし、解像度やFPSごとにも使える機能が変わってくる。
現在手ぶれ補正で使えるモードには以下がある。
- off
- standard
- cinematic
- cinematicExtended
- cinematicExtendedEnhanced
- previewOptimized
- auto
- lowLatency
普段使いにはstandardかpreviewOptimizedが良いと思う。 cinematic系は遅延が大きいのでカメラワークをしっかりするときとかに使うと良いのかも。
手ぶれ補正を試している #Arshes pic.twitter.com/PFzDqiLglm
— shivaduke (@shiva_duke28) 2026年7月10日
この動画はcinematicで撮った。
iPhone15 ProでTripleレンズを使う場合は、4K・30FPSの場合はoffとpreviewOptimizedしか使えないが、4K・60FPSにするとoff、standard、cinematic、cinematicExtended、cinematicExtendedEnhanced、previewOptimizedが使える、みたいなことが発生する。前にも書いた気がするがiOSのAVCaptureDevice周りはかなり複雑かつ多様になっており、難しい。なので、アプリ側でやれることとしては
- 機能を制限する
- 機能を制限しない代わりに
AVCapureDeviceが変更されたときに安全にフォールバックする
のいずれかをする必要がある。Arshesは基本的にはハードウェアのスペックをできるだけ出し切りたいので、後者を選んでいる。似たような話として、解像度と画角とFPSの話がある。たとえば、iPhone15 Proでは4KかつUltra Wideレンズで4:3で撮影したいときに、30FPSなら最大限広角にできるが60FPSにする場合は16:9の映像の上下を切る必要があるので、画角が狭くなる。
iPhone15 Proでは4K 4:3のキャプチャーデバイスは30FPSのものしか存在しないので、60FPSで撮りたい場合は16:9の上下をクロップして4:3にする必要がある。1枚目は4K 60FPS、2枚目は4K 30FPS(こちらの方が広角) pic.twitter.com/7vvHWP9PbO
— shivaduke (@shiva_duke28) 2026年7月15日
こういう端末依存の裏事情を知っていると、色々なカメラアプリを触るときにプレビューのFPSや4:3と16:9の切り替わり方などをみると違いに気づけて楽しいかもしれない(?)
UGCの安全性
ストアに公開する準備を進めている。 ArshesはUGC(= user-generated contents)プラットフォームなんだが、こういう場合には悪意あるユーザーの投稿などを報告したり、ブロックしたりする機能が必要になる。報告されたら開発者はすばやく対処できる必要があったりもする。
今回は、実装をサボっていたフィルターの報告機能と、ユーザーのブロック機能を実装した。 ブロックしたユーザーのコンテンツがリストなどから表示されなくなるので、Twitterにおけるミュート機能に該当する。
次やること
いよいよストアに公開する。 審査はすでに3回落ちた。v1.17.0で入れたブロック・報告機能が動線が深くて気づいてもらえなかったようなので、v1.18.0で動線をもう少しわかりやすい場所に移動した。ちょうど先ほど審査に提出したので、祈るのみ。
アプリにはまだまだ改善すべき課題があるが、ともかくさっさと公開して、ユーザーに触ってもらって、数字を見ながら考えるのが良いように思う。